読書感想文 tak's book report

読書好きな未年がマイペースに本を紹介していきます!

『仏教的生き方200のヒント こだわりを捨て、生と死を見つめる200の名言』

『仏教的生き方200のヒント こだわりを捨て、生と死を見つめる200の名言』


著 松濤弘道




日々の生活でモヤモヤがたまっているあなたにオススメしたい本です😀



現代人のわれわれが今を生きぬくためのヒントを仏教経典から見出し、筆者が私釈した本書。


浄土宗近龍寺住職、上野学園大学国際文化学部教授などの肩書を持つ松濤弘道氏の著書です。



書店で何気なく手にとった一冊。


何度目かの転職・引っ越しをしてフラフラな僕は、いわゆるジャケ買いというやつをしてしまいました←


疲れていたんでしょうね😂



それまでは仏教について、お坊さんがお葬式でお経を唱えているくらいのイメージしかありませんでした。


その実、仏教は神様を崇めるというより、人の心の保ち方を哲学的な思想で示しているように感じました🤔



最近では仏教について書いている書籍はかなり増えていると思いますが、筆者が現代語に書き改めてくれていることもあり、無学な僕でもなんとなく腑に落ちるところが多かったように思います。



以下に本書(27頁)の中から、僕が心に留めている一節を。


人や環境に振り回されがちな僕が自分を保つヒントになりました😌






品格を保つ


※自己を護る人は他の自己をも護る。故に自己を護れかし。しからばかれは常に損ぜられることなく賢者なり《アングッタラ・ニカーヤ(増支部経典)》


(中略)


ほんとうに自分を大切にするということは、自分の欲望や周囲の思惑にとらわれたり、まどわされたりしないで、主体性のある自己になり、その自己を生かすことである。


けっして周囲から孤立し、孤高を楽しむことではない。


あるいは、他に迎合したり、埋没することでもない。


個としての自分を大切にし、その自分を充実・発展させて、責任ある主体者として、自他を含む社会に参加し、奉仕することを意味している。


(後略)